志布志港は鹿児島県・大隅半島の北東部に位置して、 志布志湾の奥深くに抱かれて周辺に白砂青松を残し、沖合に特別天然記念物のビロウ島を望む風光明媚な良港です。
その歴史は古く、16世紀末薩摩藩がこの地域を平定した頃から中国や琉球、 南方貿易の船の寄港地であり、江戸幕府による鎖国当時も密貿易の拠点でありました。
昭和44年に国の重要港湾に指定されて以来、 大阪とのフェリ-や東南アジアヘのコンテナ船の就航など拠点港湾として発展しました。
昭和60年末に若浜地区の埋め立てが完成し、昭和62年に飼料コンビナ-トが操業を開始して 志布志港は飼料原料の輸入拠点となっています。
さらにコンテナ化の進展と貨物量の増大に対応して新たな港湾整備事業が計画され、 中核国際港湾としての機能の拡充が進められています。
加えて、平成23年5月に国が志布志港を国際バルク戦略港湾に選定し、 国際海運の変化に対応する運びとなっております。